読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

「ケツ脳」のヤツには何を言ってもムダ

映画や本の感想を中心に、日々感じたことなどを。

【映画感想】今さらながら、ジュラシックパークを観た

今さらだけど、1993年公開のスピルバーグ監督の映画「ジュラシックパーク」を観た。

 

私が見たことのあるジュラシックパークシリーズは2015年の「ジュラシックワールド」だけで、原作を読んだこともないのだけど、感想を書くよ。今回はあまりネタバレはしないつもりだけど、一切のネタバレは許せない人は読んじゃいけないです。

 

あとどうでもいいけど、お酒を飲みながら映画を見る癖があるから、酔っ払いながら記事を書いてます。

 

1993年公開だから、私が-2歳の時。20年前の作品。

ジャンルはSFだけど、少しスリラーな要素あり。食べられちゃったりね。

ちなみに、Huluで吹替えで観ました。Hulu便利だよね、ゲオの延滞期限過ぎなくていいし。

www.hulu.jp

 

生命倫理や生命の進化・歴史」という哲学的テーマを扱いながらも、映画全体の流れだったり、キャラクターの個性だったりはこれ以上ないほどわかりやすい。

 

まずは、「生命倫理や生命の進化・歴史」というテーマについて考えたい。

自然・生命の偉大さvs人間の進歩への欲求、みたいなテーマは形を変えどよくあるテーマだ。

 

私たちは自然がさも論理で予測・コントロールできるかのように教わっている。

中学生の頃の理科の実験で、Q「試験管にできた水素にマッチを近づけるとどうなりますか?」A「ポンと音を立てて爆発し、水ができる」みたいなことを答えさせられた。(うろ覚え)

実験でポンと音を立てた、次またやったらポンと音を立てた...

だけど、本当に次またポンと音を立てるかなんて誰にもわからない。

 

理科の入試問題では「答え」があって、人間は自然を予測・コントロールできるものと教えられる。

一方で、人間は何度も自然を先読みすることができず、敗北している。

これは単に人間が未熟なのか、それとも自然を完全に論理で把握することなんて人間には不可能なのか。

 

自然科学では、仮説を立てて何度も実験をし、それが再現可能なことを証明することで、真理に到達しようとする。

実験による経験と数式や化学式の論理の一致で真理に至るその方法は、ものすごく正確性の高い「こじつけ」なのかもしれない。

 

それを考えた上で、ジュラシックパークのキャラクターって非常にわかりやすくて面白いなと思う。

 

ハモンドおじいさんは、生命や自然はコントロール可能だと考えていて、それを自らの進歩のための道具として利用する。

マルコム博士は、数学者としてカオス理論の立場から自然は人間がコントロールできるものではないと言って、自然や生命の進化に敬意を払っている。

グラント博士は、研究者として自分の五感と経験と考察で、純粋に自然を知ろうとしているように見える。

そして、ネドリー(デブ)は自分の欲望から、ハモンドが理論でつくった楽園をかき乱して崩壊させる。

 

 

私が一番惹かれたキャラクターはマルコム博士だ。

女たらしでキャラとしてセクシーなのもあるが、カオス理論自体がとても興味深い。

 

私は全く数学や物理学やその他科学の知識がないのだけど、ウィキペディア先生はこう言っている。

カオス理論 - Wikipedia

う~んよくわからない・・・。力学は初期状態ですべて細かく決定するから、初期状態にちょっとでもノイズが入れば得られる結果は全く違うものになるし、現実世界はわかんない!ということだろうか・・・。

 

カオス理論といえば、バタフライエフェクト(ブラジルで1匹蝶が羽ばたけばテキサスで竜巻がおこるみたいな話)が有名だが、映画「バタフライ・エフェクト」も非常に面白かった。

movies.yahoo.co.jp

 

 

話がとびとびで申し訳ないが、もし自分がジュラシックパークにお呼ばれしたら、確実に序盤で喰われてただろうなと思う。

きっと私が無様に喰われてる間に、主人公たちが逃げてくれるんだろうなと思う。

 

結局ああいうときに一番大事なのは強運だね。

間の良さだったりシックスセンスだったりだよ、生き残るのに必要なのは。

 

「志村うしろ!!」って言われないようなキャラクターになりたい、今日この頃。

 

 

ジュラシックパークと言えば、誰もが知ってるジョン・ウィリアムズ作曲のあのテーマだ。

私はあの曲が幼少時から大好きなのだが、最初のゆったりとした第一主題から、唐突にはじまる明るいトランペットの第二主題への移り変わりにずっと違和感を覚えていた。

映画音楽だし、仕方ないのかなと思っていたけれど、映画を観てこう考えるようになった。

 

最初の雄大なテーマは、古代から脈々と続く自然の進化であり、次に唐突にでてくる明るいテーマは人間の無邪気な進歩感であると。

恐竜が琥珀や化石として遥か長い年月をかけて今に形を残し、はたまた鳥として全く違う形で現在に息づいている自然の長い歴史。

それと、こどもたちやグラント博士、ハモンドやネドリーら人間たちの、急進的で無邪気な好奇心や進歩感、野望、欲望などなど。

 

そのコントラストを浮きだたせてると思うと、なるほどあの曲は確かに映画全体を素晴らしく表現している名曲であると感じる。